Let's GW --金ぴら船々、金ツマふらふら-- Vol.6
2008/5/6 (Tue)
善通寺さんの朝のお勤めはAM5:30から。善通寺さんは空海さんが産まれたお寺との事で、大師堂の事を「御影堂」という。お勤めはそこで行われた。
20分くらいお説法を聞いた後で延々40分のお坊さんたちによる読経大合唱。金ツマの足は完全に痺れ切って麻痺していた。読経大合唱の途中で「もうギブアップ!」と足を崩す。
お勤めを泣く泣く乗り切って、流れのままに回壇周りをし、食堂に向かう途中で昨日の美人さんにあった。お勤めも出てたようだ。足を傷めているので後ろの椅子に座っていたのだろう。
「二週間前からずっと足を傷めてて、全然良くならなくて…」
「でも、あんまり無理しない方がいいよ。足の怪我は長引くから」
「12日で結願する予定だから、最後までは行こうと思ってるの」
あ、本当に歩いてるんだ。ずっとカメラを回されて?…仕事なのかな。
足まで傷めて、でも仕事じゃなかったら、こんなにキレイなコがお遍路なんてこないよな。
金ツマだったら仕事だったらこないだろうな。やらされてると思うと辛さ倍増だろうし。
食事を終えて部屋に戻り、リュックを背負って部屋を出ると、エレベーター前でカメラマンさんと話している美人さんにまた会った。
金ツマがいつも言われているように「無理しないようにね」と彼女に言っていた。でも彼女の意思も堅いようだった。ほら、頑固なのは金ツマだけじゃないじゃん。
昨日道でもらった飴を分けてあげた。今日は金ツマは金刀比羅神宮に観光に行くのでもう会えないかも知れない。お互いに励まし合って別れた。
7:00に宿坊を出発。おへんろ棒も朝日を浴びて嬉しそうに鈴を鳴らす。本堂の横の門を通り過ぎるとおじさんに呼び掛けられた
「ここの松の葉は5本あるき、沢山ひろうたから持って行きや。縁起もんやで。高野山の松やって3本や。遠慮せんで、もっと持って行き。まだあるき」
おじさんは何本も金ツマの手に松の葉を乗せた。「そんなにいいです〜」と言っても「まだあるき」と言って沢山持たせようとした。

おじさんと別れて自衛隊の基地の横の道を歩く。通り過ぎる自衛官さんに挨拶すると「お早うございます!」と力強く返してくれた。
今朝は肌寒いくらいに涼しい。でもとても好い天気なのできっと暑くなるだろう。
金ぴらさんに続く土讃線の線路の脇を悠々歩く。ウキウキしていた。金ぴらさんは今回の旅の一番遠い寄り道だ。丸亀出身の友人がお勧めしてくれたのでとても楽しみだった。
ここはおへんろみちではないので金ツマを見ても地元の人は普通に通り過ぎる。コレはいつも不思議だった。前も道に迷っておへんろみちから随分離れてしまった時もそうだった。挨拶するとみんな戸惑ってきょろきょろする。

観光センターの横を通り過ぎるといよいよ金ぴらさんに近付いて来たようだ。一気に観光地の商店街に入る。
薬屋さんで絆創膏の買い足しをしたかったのだけど、ちょうど大きな旅館の番頭さんや女将さんが宿泊客の見送りに出て来ていたようで、おへんろ棒の金ツマを見て「さすがや、歩きに慣れとる」「しっかりした歩きやな。歩きのプロや」なんて言うものだから、肉刺が痛くて薬屋さんに寄るなんて事ができずに渋々通り過ぎた。

金ぴらさんの参道は朝から賑わっていた。家族連れやカップルがほとんどで、各お店で杖を貸してくれるシステムらしい。一人で、おへんろ棒というMy杖を持ってガツガツ登って行く金ツマは、金ぴらさんでは奇妙だった。
参道には沢山のお土産屋さんとうどん屋さんが軒を連ねていた。
金ツマは「せっかく香川なのだからうどんを食べよう」を今日も実行しようとしていたので、帰りに寄るうどん屋さんをもう探していた。
「お姉さん、うちで荷物預かろうか。それ持ってったらえらくなるよ」と呼ばれた。
振り返ると老舗っぽいうどん屋さんの中から元気そうな小さいおばちゃんが金ツマを呼んでいた。
確かにすごい階段。しかもここに来てから知ったのだが、本宮まで785段あり、さらに奥社まで583段、計1368段登らなくちゃいけないらしい。
丁度良いので、お礼に帰りにうどんを食べると約束してリュックを預かってもらった。
さあ、いざ金ぴらさん。
「金ぴら船々 買い手に追われて しゅらしゅしゅしゅ〜♪」金ツマは陽気に登り始めた。
(続く→)
善通寺さんの朝のお勤めはAM5:30から。善通寺さんは空海さんが産まれたお寺との事で、大師堂の事を「御影堂」という。お勤めはそこで行われた。
20分くらいお説法を聞いた後で延々40分のお坊さんたちによる読経大合唱。金ツマの足は完全に痺れ切って麻痺していた。読経大合唱の途中で「もうギブアップ!」と足を崩す。
お勤めを泣く泣く乗り切って、流れのままに回壇周りをし、食堂に向かう途中で昨日の美人さんにあった。お勤めも出てたようだ。足を傷めているので後ろの椅子に座っていたのだろう。
「二週間前からずっと足を傷めてて、全然良くならなくて…」
「でも、あんまり無理しない方がいいよ。足の怪我は長引くから」
「12日で結願する予定だから、最後までは行こうと思ってるの」
あ、本当に歩いてるんだ。ずっとカメラを回されて?…仕事なのかな。
足まで傷めて、でも仕事じゃなかったら、こんなにキレイなコがお遍路なんてこないよな。
金ツマだったら仕事だったらこないだろうな。やらされてると思うと辛さ倍増だろうし。
食事を終えて部屋に戻り、リュックを背負って部屋を出ると、エレベーター前でカメラマンさんと話している美人さんにまた会った。
金ツマがいつも言われているように「無理しないようにね」と彼女に言っていた。でも彼女の意思も堅いようだった。ほら、頑固なのは金ツマだけじゃないじゃん。
昨日道でもらった飴を分けてあげた。今日は金ツマは金刀比羅神宮に観光に行くのでもう会えないかも知れない。お互いに励まし合って別れた。
7:00に宿坊を出発。おへんろ棒も朝日を浴びて嬉しそうに鈴を鳴らす。本堂の横の門を通り過ぎるとおじさんに呼び掛けられた
「ここの松の葉は5本あるき、沢山ひろうたから持って行きや。縁起もんやで。高野山の松やって3本や。遠慮せんで、もっと持って行き。まだあるき」
おじさんは何本も金ツマの手に松の葉を乗せた。「そんなにいいです〜」と言っても「まだあるき」と言って沢山持たせようとした。

おじさんと別れて自衛隊の基地の横の道を歩く。通り過ぎる自衛官さんに挨拶すると「お早うございます!」と力強く返してくれた。
今朝は肌寒いくらいに涼しい。でもとても好い天気なのできっと暑くなるだろう。
金ぴらさんに続く土讃線の線路の脇を悠々歩く。ウキウキしていた。金ぴらさんは今回の旅の一番遠い寄り道だ。丸亀出身の友人がお勧めしてくれたのでとても楽しみだった。
ここはおへんろみちではないので金ツマを見ても地元の人は普通に通り過ぎる。コレはいつも不思議だった。前も道に迷っておへんろみちから随分離れてしまった時もそうだった。挨拶するとみんな戸惑ってきょろきょろする。

観光センターの横を通り過ぎるといよいよ金ぴらさんに近付いて来たようだ。一気に観光地の商店街に入る。
薬屋さんで絆創膏の買い足しをしたかったのだけど、ちょうど大きな旅館の番頭さんや女将さんが宿泊客の見送りに出て来ていたようで、おへんろ棒の金ツマを見て「さすがや、歩きに慣れとる」「しっかりした歩きやな。歩きのプロや」なんて言うものだから、肉刺が痛くて薬屋さんに寄るなんて事ができずに渋々通り過ぎた。

金ぴらさんの参道は朝から賑わっていた。家族連れやカップルがほとんどで、各お店で杖を貸してくれるシステムらしい。一人で、おへんろ棒というMy杖を持ってガツガツ登って行く金ツマは、金ぴらさんでは奇妙だった。
参道には沢山のお土産屋さんとうどん屋さんが軒を連ねていた。
金ツマは「せっかく香川なのだからうどんを食べよう」を今日も実行しようとしていたので、帰りに寄るうどん屋さんをもう探していた。
「お姉さん、うちで荷物預かろうか。それ持ってったらえらくなるよ」と呼ばれた。
振り返ると老舗っぽいうどん屋さんの中から元気そうな小さいおばちゃんが金ツマを呼んでいた。
確かにすごい階段。しかもここに来てから知ったのだが、本宮まで785段あり、さらに奥社まで583段、計1368段登らなくちゃいけないらしい。
丁度良いので、お礼に帰りにうどんを食べると約束してリュックを預かってもらった。
さあ、いざ金ぴらさん。
「金ぴら船々 買い手に追われて しゅらしゅしゅしゅ〜♪」金ツマは陽気に登り始めた。
(続く→)
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